【30代後半 男性 会社員】
自分は昔からご飯よりパン派で、テレビや雑誌で見たパン屋へもわざわざ足を運ぶパン好きです。
ある時、職場の女性がパン教室で自作したパンを持ってきてくれたことがありました。シナモンとレーズンが中に入ったパンでしたが、それが物凄く美味しくて。普通の料理が出来なくてもパン教室でみんなときちんとしたパンが出来上がるというので、自分もパン教室へ行けばこんな美味しいパンが好きな時に家で食べれるんだ!と思い、ネットで探したパン教室へ通うことにしました。
教室はいつも8~10名で開催され、男性は僕ともう一人、40代後半の方の二人でした。その方も自分と同じくパン好きで教室に通うようになったそうです。6歳の娘さんとたまに家でパンを作っていると言っていました。
美味しいパンが食べたいという理由で、パッとパン教室へ通うことを決めてしまいましたが、参加者のほとんどは女性で「もしかすると出会いのチャンス?」などと思ったのですが、別に婚活の場ではないので、半数以上は主婦の方、恋人がいる方がほとんどでした。あとは、純粋に皆、パン作りに専念しているので「出会い」的な雰囲気はありません。ただ、毎回、焼きあがったできたてパンを皆でワイワイと食べるのがとても楽しみでした。
何回目かの教室でクロワッサンを作り、いつものように出来たてを皆で食べながら、どこのクロワッサンッが今、一番美味しいかという話で盛り上がりました。メゾンカイザーとかの王道はもちろん美味しいけれども自分は最近、鎌倉で食べたクロワッサンが、バターの香りも中ともっちり感にビックリするくらい感動したという話しをしたら「それ!食べてみたい!」という彼女と後日、鎌倉へ行くことになりました。
その日はお目当てのパン屋の他、何件も鎌倉のパン屋をめぐり、彼女とパン談義で盛り上がりました。
お互いに「パン好き」という共通の食べ物の話題で仲良くなり「今度、ここのパンを食べにいこうよ」と、毎回話も盛り上がります。ひとりで行くパンめぐりよりも、二人で行く方が格段に楽しいです。
「これ、美味しいね!」と、好きな食べ物の話しで盛り上がれるのは嬉しいですね。
実は彼女、以前に付き合っていた人が、ご飯派で手作りパンをあまり喜んではくれなかったそうなんです。今まで、食事の好みがパートナー条件として重要だとはあまり考えていませんでした。自分も付き合う女性がパン嫌いだったら無理かも、と思いました。
その点、自分はご飯よりもパン派なので、彼女の作る美味しい焼き立てパンはいつでも大歓迎です。
スポーツや映画などの共通の趣味も大切だと思うけれども、一緒に暮らすことになると毎日の生活の中の食事の割合ってかなり大きいので、好きな食べ物が共通していることって重要だと思う。
今は、ホームベーカリーも使って、毎朝家で美味しい焼き立てパンを二人で楽しんでいます。